リリホーム
公式キャラクター
りりぽん
この記事の監修者
工事部職長
若林 健太
一級塗装技能士
有機溶剤作業主任者
足場の組立等作業主任者
丁寧な対応と作業で、大手ハウスメーカーの工事管理までこなす、接客の出来る職人。
今の時代、技術だけでなく、お客様への丁寧な対応が凄く大切だと思うので、その辺りを特に心掛けています。
【軒天の役割】
軒天の役割は、
・雨水の吹き込みや紫外線から建物を守り、外壁の劣化を防ぐ役割を果たす
・構造部分を隠して見た目をきれいにする
・燃え広がるのを防ぐ
・屋根裏の換気
などです!
「軒天」には、通気性や不燃性に優れている素材が使われています。
素材を守っている塗料の塗膜が劣化してしまうと素材も劣化してしまうため、定期的な塗装が必要となります。
【軒天の劣化症状】
①汚れや色褪せ
軒天そのものに日光が直接あたることはありません。
しかし、アスファルトからの照り返しなどによって、表面の塗料が薄くなり色褪せてしまう事があります。
また、劣化の初期段階としての汚れの付着も挙げられるでしょう。
②塗装のはがれ
経年劣化による塗装のはがれは、劣化がかなり進んでいる状態です。
主に合板で起こりやすい劣化であり、プリント合板ではプリントのはがれが見られます。
軒天の素材まで劣化してしまう可能性があるため、早急な対処が必要です。
③カビ・藻
湿気の影響により、カビや藻が軒天に生えてしまうケースも少なくありません。
軒天の役割の一つに換気機能がありますが、カビが生えてしまっては思うような効果が期待できないでしょう。
また、湿気以外にも外壁のつなぎ目を塞いでいるコーキングから雨水が侵入し、カビが生じることもあります。
その場合、室内に深刻な水漏れ被害をもたらす恐れがあるほか、内部の腐食が進む危険性もあることから、早めに塗装業者に相談するようにしてください。
④シミ
屋根やベランダなどからの雨漏りが原因で、軒天にシミができてしまうことがあります。
ちょっとした雨漏りであれば塗装を施して対処できる場合があるものの、進行している場合はそうもいきません(´;ω;`)
具体的には新しい軒天への張り替えが必要となるほかそれ相応の費用がかかってしまいます。
【軒天を塗装する際の注意点】
建物と相性の良い色を選ぶ
屋根の裏側にある軒天は陰になりやすいことから、明るい色を選ぶ人が多く、特にホワイト系は人気色です。
また、ホワイト系以外にも、クリーム色やクリア、黄色、黒などを選ぶ人も多く見受けられます。
軒天の色選びに悩んでしまう方は以下のいずれかを意識すると良いでしょう。
・屋根と同系色に揃えて建物に統一感を出す
・反対色を選んで軒天をアクセントにする
軒天を含め、外壁塗装の色選びは建物との相性が大切です。
業者によってはカラーシミュレーションを講じてくれるところもあるため、プロと相談しながら後悔のない色選びをしましょう。
DIYで塗装をするのは難しい
軒天の塗装は簡単そうに見えるため、DIYでやろうと考える人もいるかもしれません。
しかし、高い場所での作業は危険を伴うことに加え、天井の塗装は大変困難な作業です。
また、軒天の素材によって塗装方法も大きく異なることから、初心者には難しいと言えるでしょう。
よほどのことが無い限り、専門の塗装業者に依頼することをオススメします(^▽^)/